今井 智恵子
主任指導員
元小学校教諭
日本LD学会正会員
認定心理士
私は、30年以上にわたり、小学校と特別支援学校に勤務しました。小学校では、通常学級及び特別支援学級、特別支援学校では小学部と中学部の担任をしてきました。その中で、たくさんの子ども達や保護者とかかわり、いろいろなことを学ばせていただきました。また、特別支援教育コーディネーターとして、学校生活を円滑に送れない子ども達や、悩みを抱えた保護者を支える仕事もしてきました。
子ども達は、生まれてから家族に愛情をかけて育てられ、保育園や幼稚園から小学校・中学校へ、さらに上の学校へ、そして社会に出るために、いろいろな場でたくさんの経験を積んでいきます。これらの経験をその後の力にしていくためには、少なくとも感情のコントロールやコミュニケーションスキルを身につけていくことが必要です。また、子どもが困っていることが何なのかを見つけ、その原因を探り、よくしていくための手立てを考え、支援していくことがとても重要です。そして、支援の効果を上げるためには、まわりでかかわる人たちの言葉がけや接し方をよりよいものにしていくことも大切なのです。小さい頃から、適切なかかわりを根気強く続けていくことで、子どもは必ず変わっていきます。
「今」が未来に繋がることを意識しながら、子ども達のいきいきとした笑顔が増えるよう、努めさせていただきたいと思います。 |